お住まいの家に被害をもたらすシロアリは主に2種類です。
シロアリは種類が非常にありますが、建物に侵入し被害をもたらすのは
主に「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」の2種類になります。
被害にあってすぐ家が崩壊することはありませんが、シロアリは床下や木材内部で活動する場合が多く、
発見するのが遅れ、その時にはかなり被害が拡大している可能性があります。
ヤマトシロアリ
体色 | 黒褐色 |
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羽色 | 淡い黒色系・半透明の翅 |
被害 | 床下基礎から加害する。腐朽した木材を好む傾向がある。 |
イエシロアリ
体色 | 暗褐色、黄褐色 |
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羽色 | 乳白色・淡黄色・半透明の翅 |
被害 | 加害スピードが速く、集団の頭数が多いため被害も大きくなる。 |
■薬剤
■ベイト工法
駆除方法は主に2種類あります。
薬剤 |
床下に駆除効果のある薬剤を散布することでシロアリの侵入を防ぐ駆除方法です。 すでに住宅内に侵入してしまったシロアリには効果がなく、その場合は柱の中に薬剤を直接注入することで駆除を行います。 |
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ベイト工法 | シロアリにとって毒となる餌を住宅の周りに設置し、食べさせることで駆除する方法です。薬剤を使わないので、病院や老人ホームなどの施設でも安心して駆除を行うことが出来ます。しかしその分薬剤と比べ施工費用が高くなります。 |
新築工事の際の、シロアリ防除工事も行っております。
現在の木造住宅は、建築時に必ずシロアリの防蟻処理がされており、
シロアリ防除施工の基本理念のもと、
土壌部分と木材部分に薬剤による2重の障壁を設けて、建築物の劣化の軽減と耐久性を上げる対策を行っております。
建築物のシロアリ被害及び腐朽を防止する目的で昭和34年に発足し、
昭和43年に国土交通大臣により社団法人の許可を得た40余年の歴史ある団体です。
シロアリの被害の予防および駆除工事を的確に行うためには、
人の健康と環境に関する専門的知識並びに長年現場で取得した経験的知識を必要とします。
協会では、シロアリ防除のために「登録施工業者会員制度」、「防除薬剤等認定制度」、「標準仕様書」、「安全管理基準」、「しろあり防除施工士制度」を定め、消費者から信頼される防除施工を行うよう、関係官庁のご協力を得てシロアリ防除業界の指導育成を行っています。